ダブル不倫の場合の対応方法
少し前のドラマで、主婦の不倫を描いたドラマがありました。当事務所でもドラマさながらのご相談をお受けすることがあります。 |
ドラマの話ならば、傍観者として見ていられますが、ダブル不倫の実際の当事者の方は大変です。
また、解決にあたって、一方が独身の場合とは違った配慮、進め方が必要です。
たとえば、あなたが、浮気相手の配偶者から慰謝料請求を受けたとします。その場合、あなたの配偶者(妻OR夫)も、あなたの浮気相手に対し、慰謝料請求をすることができます。
もし、あなたも浮気相手も、配偶者との離婚を望んでいないとしたら、お互いの家庭に慰謝料を請求し合っても仕方のないことです。
これを、浮気相手の配偶者に理解してもらうよう交渉して、慰謝料を減額、あるいは慰謝料請求を放棄してもらうのです。
もっとも、あなたの浮気が、あなたの配偶者にまだ知られていない場合には、そもそもあなたの配偶者が浮気相手に慰謝料請求する、ということはありえません。
そして、あなたが家庭を守るために、家族には浮気を絶対に知られたくない場合には、家族に知られないことを最優先にし、弁護士を窓口として交渉して速やかな解決を図るほうがよい、ということになります。
このように、ダブル不倫の場合には、あなたの置かれた状況に応じて、適切な対処をとるべき必要があります。
したがって、ドラマのようにどろどろとした展開になる前に、弁護士に相談し冷静に対処することが望ましいでしょう。